今日は終戦記念日。戦後70年の節目の年でもある。テレビや新聞では戦争に関する番組や記事が目立ち、戦争とは何なのかを考えさせられることが多い。
昨日はテレビで「火垂の墓」が放映されていた。何度も観てストーリーは知っているが何度観ても涙が出てしまう。昨日は一緒に観ていた10歳の孫が号泣してしまった。
戦争とはそれほど悲惨で、残酷であるということだ。
それなのに、人はなぜ戦争し、殺し合うのだろう‥。
安倍首相の戦後70年談話が発表され、いつものように物議を醸している。これまで幾度となく反省とお詫びを繰り返してきたはずなのに、お詫び要求は執拗に続く。今回の首相談話の中で「先の世代の子供たちに謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」とあった。我々日本人としてはまさにそのとおりだし、いったいいつまで謝罪すればいいのかと思うが、歴史認識はそれぞれの国により異なり、それほど難しい問題だということなのだろう。
ただ、戦後70年、アメリカの軍事力に支えられてきたとはいえ、一度も戦争をせず、世界の平和と繁栄に貢献してきたということは日本の誇りだろう。
最近のいろいろな情勢を鑑みると、はなはだ不安になるが、この平和国家という誇りだけは未来永劫持ち続けて欲しい。
そして、我々の子や孫が戦争に行く、そんな国にだけはならないようにと強く思う。